思考の材料 Food for thought

本を読んであれこれ考えてみよう

昔の読書メモを復活させてみる

scrapStack.png 昔、読んだ本の中で気になったフレーズを書き留めておくHyperCardスタックを作っていた事がある。
 右の図がそのファイルの情報だが、作成日が1991年だから、今からもう18年も前の事だ。
 OSがLeopardになってClassic環境がサポートされなくなり、もはやこのファイルを開く事すらできなくなってしまったが、昔のマシンを使って久しぶりに眺めてみると中には面白そうなものもある。そんなわけだから対象となるのが主に古い本だが、せっかくなので幾つか紹介してみよう。

 このサイトのタイトル「思考の材料」は以下の本のフレーズが気に入ったので、そこから採用した。原文を確認したわけではないが、ここにはきっと英語の慣用句 Food for thought が使われているのだろう。

プログラミングの心理学

ジェラルド・M・ワインバーグ

技術評論社
ISBN:4774100773
p8-9

 受講生諸氏との長時間に及ぶ討論と、彼らの多数の巧妙な実験がなかったら、この本を書くことは決してできなかっただろう。この本に誤りがあったらそれは私のせいでございます、などといつわりの謙遜を装ってみても意味はない。実際、私に対して語られた経験談のうちには、何らかの形で歪曲されたものもあったに違いない。むしろ私の責任は、それらの経験談をアイディアの基盤として選んだ、という点にある。ここに記したアイディアを、自分の経験と必要に照して値踏みすることが読者の責任であるのと同様に、である。絶対に起こってほしくないのは、この本で述べたことがありがたいお経であるかのように受け取られることである。それこそまさにわれわれが追放したいと思っている態度なのだ。本書の内容は思考の材科であって、思考の代用品ではない。